はじめに
こんにちは、RIVERISTのBORAです。
今回は「リバーシーバスの釣れる天候と時間帯」についてお話しします。
リバーシーバスを狙ううえで、
天候・気圧・時間帯の組み合わせは釣果を決定づける最重要ファクター。
「晴れの日よりも曇りや雨の日が釣れる」
「朝夕のマヅメが激アツ」
——これらはすべて理由があります。
この記事では、実釣で培ったBORAの経験をもとに、
“天気と時間を読む力”でリバーゲームを制するコツを解説します。
天候で変わるリバーシーバスの活性

曇り・雨の日がベストコンディション
リバーシーバスはローライト(日差しが弱い)環境で活性が上がります。
曇天や雨天の日は、水面の反射が減り、ベイトも表層に浮きやすい。
そのため、デイゲームでもナイトゲームでも雨の日が最強です。
特に低気圧が接近すると、気圧の低下で魚が上ずり、
捕食スイッチが入りやすくなります。
BORAの体感でも、低気圧+雨の日=大型が動くサイン。
ポイント:気圧が下がるとシーバスは活発化する
→ 水圧変化に対応して浮上傾向が強まり、ベイトを追いやすくなる。
雨の日に釣れる理由を科学的に見る

雨天時は、ただ「ローライトだから釣れる」だけではありません。
実は以下のような複合的な自然現象が活性を上げています。
| 要素 | 効果 |
|---|---|
| 雨の濁り | 水中の視界が落ち、ルアーの存在を見切られにくくなる |
| 雨粒による水面ノイズ | 人の気配・ライン音をカモフラージュ |
| 風と波立ち | 水中の酸素濃度が上昇し、魚が動きやすくなる |
| 低気圧 | 水圧変化により魚が表層寄りで活発に行動 |
「デイもナイトも雨の日が最高です」とBORA。
晴れの釣行よりも雨のリバーこそ、ドラマが生まれる瞬間が多い。
雨天時の注意点|“危険を知る”もスキルのうち

リバーシーバスの魅力は「自然と向き合うこと」にあります。
しかし、雨の日のリバーゲームには危険も潜むことを忘れてはいけません。
- 急な増水や濁流に注意(無理な釣行は避ける)
- 上流のゲリラ豪雨で一気に水位が上がる可能性あり
- 晴れていても、上流が雨なら油断禁物
- 雷鳴が聞こえたら即撤収
「釣れるから行く」ではなく、
“釣れる範囲で安全に遊ぶ”がRIVERISTの基本スタンスです。
晴天時の立ち回り|クリアウォーターを攻略する

晴れた日は、光量が強くシーバスの警戒心が高まります。
ただし、完全にチャンスがないわけではありません。
橋脚の影、沈み根、カーブ外側のブレイクライン——
こうした“シェード(陰)”を意識してアプローチ。
ルアーはナチュラルカラー+ロングキャストで、
できるだけ「人間の存在を消す釣り」を心がけましょう。
時間帯別攻略法|マヅメを外すな!
朝マヅメ|動き出しの一瞬を逃すな
夜明け直後は、ベイトが浮きシーバスの捕食タイム。
アップクロスで流す表層ミノー(サスケ95SSなど)が有効です。
夕マヅメ|“逆光の魔法”が効く時間
光量が落ちると再び活性が上がり、
晴天時でもシルエットで食わせるチャンスが増えます。
シンペン+ドリフトでナチュラルに流すのが◎。
ナイトゲーム|ベターではなく“主戦場”
リバーシーバスの王道はやはりナイト。
常夜灯、流れのヨレ、ベイトの気配を頼りに、
スローリトリーブで“吸い込みバイト”を狙います。
潮と時間のシンクロが釣果を決める
マヅメの時間帯でも潮止まりでは反応が鈍くなります。
潮汐×時間帯の重なりを読むことで、釣れる瞬間を逃さないようにしましょう。
まとめ|「低気圧×マヅメ」こそ最強のリバー条件

- 曇り・雨の日は活性アップ
- 低気圧接近時は大型が動く
- 雨粒・濁り・風が“自然のカモフラージュ”になる
- 朝夕マヅメの動き出しタイムを逃さない
- 安全第一で無理のない釣行を
川が荒れる前の静けさ、
低気圧の空気、
そして雨粒が落ちる川面のざわめき——
その中で感じる一撃こそ、
リバーシーバスの真髄です。
本記事は「RIVERISTリバーシーバス基礎講座」シリーズの一部です。
川で出会う一尾のために、BORAが実践する攻略理論をお届けします。
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