【完全保存版】リバーシーバスを“ばらさない”ためのコツ|BORAが実践するフッキングとファイトの極意【RIVERIST】

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はじめに

こんにちは、RIVERISTのBORAです。
せっかく食ってきたリバーシーバスを、「あと少し」でバラしてしまう——
この瞬間ほど悔しいものはありません。

しかし、「バラシ」は運ではなく“技術で減らせる”ものです。
今回は、僕自身が数多くのシーバスと向き合ってきた中で掴んだ
“ばらさないための具体的なコツ”を解説します。

1. バラシが起こる原因を知る

まずは敵を知ることから。
リバーシーバスのバラシの主な原因は、次の4つです。

  • ① フッキング不十分(針掛かりが浅い)
  • ② テンション抜け(ラインの緩み)
  • ③ ドラグ設定のミス
  • ④ 取り込み時の焦り

これらを順に潰していけば、「ランディング成功率」は確実に上がります。

2. フッキングの精度を高める|「一瞬遅らせて、芯で掛ける」

食った瞬間に即アワセ!…は実はNG。
川の流れの中では、シーバスがルアーを反転して吸い込むため、
早アワセは掛かりが浅くなる原因になります。

  • 食った感触を感じて「グッ」と重みが乗った瞬間に合わせる。
  • アップクロスで流しているときほど、半テンポ遅らせる。

ロッドはしっかり胴に乗せ、“芯で掛ける”意識が大切です。

3. ファイト中のテンション管理|「緩めず、引きすぎず」

バラシの8割はファイト中に起こります。
特に流れの強い中流域では、魚が横に走るためテンションの維持が肝です。

  • 魚が流れに乗ったら無理せずロッドを寝かせて耐える。
  • 反転した瞬間にテンションが抜けやすいのでリーリングで追い続ける。
  • ロッドは常に“曲げっぱなし”の状態をキープ。

特に足場の高い護岸では、角度がつきすぎるとフックアウトしやすいので、
ロッドを低めに構えるのがコツです。

4. ドラグ設定は「やや強め」が基本

よくある失敗が、ドラグを緩めすぎること。
リバーシーバスは一気に走る魚ですが、流れに乗られると主導権を奪われます。

  • PE1号前後なら、ドラグ値は1.5〜2.0kg程度が目安。
  • 手でラインを引いて「スッ…スッ…」と出る程度に調整。
  • 食わせ重視の緩め設定 → ファイト中に締める“ツーステップ方式”もおすすめ。

5. ランディングの心得|「最後の3mで焦らない」

目の前まで寄せた瞬間が、もっともバラしやすい。
シーバスが最後の抵抗で頭を振るタイミングです。

  • 魚が頭を振っている間はネットを出さない。
  • 向きがこちらに向いた瞬間、一気にネットイン。
  • 取り込み役がいる場合は、「いま!」の合図を明確に。

この“3mの冷静さ”が、1本の釣果を分けます。

6. フックとタックルの見直しも効果的

「バラす人ほど、フックが甘い」これは本当です。

  • 針先を触って“滑る”なら即交換。
  • 錆び・曲がり・先丸みは即OUT。
  • 細軸すぎるフックは伸びやすいので、太軸で貫通力の高いものを選ぶ。

また、ロッドも柔らかすぎるとフッキングが決まりにくい。
ML〜Mクラスのファストテーパーを選ぶと、掛けもバラシも安定します。

7. BORAの実体験|「焦らず、信じて、曲げ続ける」

僕自身、昔は「食った瞬間にアワセ」「ゴリ巻き」でよくバラしていました。
けれどある日、由良川で90cmオーバーを掛けたとき
流れに乗せて“信じて耐える”だけで取れた経験がありました。

その時気づいたのは、
「力で勝つんじゃなく、流れを読んで付き合うこと」がリバーシーバスとの勝負だということです。

まとめ|“ばらさない釣り”は、魚と呼吸を合わせる釣り

  • フッキングは一瞬遅らせて芯で掛ける
  • ファイト中は常にテンション維持
  • ドラグはやや強めで主導権を渡さない
  • ランディングは焦らず“3mの冷静さ”を
  • フックとロッドの見直しも忘れずに

「バラし」は、技術の伸びしろ。
一本一本の失敗が、次の成功への布石になります。
リバーの流れを感じながら、魚と呼吸を合わせてみてください。

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