リバーシーバス入門|川で出会う一尾のための基本と釣り方

「リバーシーバス入門|川で出会う一尾のための基本と釣り方」のアイキャッチ画像

はじめに

こんにちは、RIVERISTのBORAです。
今回は「リバーシーバス釣りの基本」をテーマに、これから川でシーバスを狙いたい方へ向けて、基礎からわかりやすく解説します。
河口や支流、汽水域での一尾は、海とはまた違う“静かな感動”があります。

リバーシーバスとは?

リバーシーバスとは、海から川へ遡上してきたシーバス(スズキ)のこと。
汽水域〜淡水域まで広く分布し、ベイトを追って行動します。

特徴:

  • 黒っぽく筋肉質で、引きが強い
  • 河川ごとに釣り方が異なる
  • 都市の川でも狙える「身近な大物」

🌊 同じ川でも、季節・潮・雨で毎回変化。だから面白い。

基本タックルとセッティング

初心者の方は、まず“扱いやすさ”を重視しましょう。

タックル推奨スペックポイント
ロッド8.6〜9.6ft/ミディアムクラス長すぎない方がキャストしやすい
リール3000〜4000番(ハイギア)流れに負けない巻き取り力
ラインPE1〜1.2号/リーダー20〜25lb飛距離と強度のバランス◎
ルアーミノー、シンペン、バイブレーション流れと水深で使い分け

🎯 BORAのおすすめ:
まずは「9ftロッド+PE1号+ミノー」でOK。
流れを感じ取る練習から始めましょう。

時期とタイミング

季節によって、狙い方や釣れる時間帯が大きく変わります。

季節状況・狙い目
ベイト(イナッコ)が上流へ移動。朝・夕のマズメが好機。
雨後の濁り+夜釣りが熱い。流れ込みや橋脚まわりを狙おう。
一年で最もハイシーズン。大型シーバスがベイトを追って回遊。
水温が下がるため深場中心。スローな誘いが有効。

満潮前後・夕マズメ・ナイトゲームの3つが黄金タイム!

流れを読むコツ(最重要ポイント)

リバーシーバスの釣りで最も大切なのが「流れを読む」こと。
川には“速い流れ”と“緩やかな流れ”があり、その境目=シーバスの待ち場です。

狙うべきスポット:

  • 橋脚の影やテトラまわり
  • 支流と本流の合流点
  • カーブ下の反転流
  • 満潮前後で流れが緩むタイミング

基本アプローチ:「アップクロス」

リバーシーバスの基本は、
速い流れの上流側にキャストして、ルアーを緩やかな流れへ送り込むこと。
このアプローチを「アップクロス」と呼びます。

アップクロスとは、上流へ斜めに(クロス気味に)投げて、
ルアーを流れに乗せながら自然に“ドリフト”させる方法です。

💡 BORAのポイント
無理に巻かず、流れにルアーを“預ける”イメージ。
ラインテンションだけで送り込むことで、ベイトのように自然な動きが出ます。
「操る」より「流れに合わせる」釣りです。

なぜアップクロスが効くのか?

  • シーバスの正面方向からルアーが入るため、警戒されにくい
  • 流れを利用してナチュラルな演出ができる
  • ストラクチャー沿いを丁寧にトレースできる

初心者でも、このアップクロスの感覚を掴むと釣果が劇的に変わります。
まずは「上流へ投げて流す」ことから始めましょう。

応用:「ダウンクロス」も覚えよう

状況によっては、下流側へ投げる「ダウンクロス」も有効です。
アップクロスが“食わせ”、ダウンクロスは“リアクション”。
流れとベイトの位置で使い分けましょう。

おすすめルアーと使い分け

状況ルアータイプアクションのコツ
表層でベイトを追うフローティングミノー流れに乗せてドリフトさせる
中層を探りたいシンキングペンシルゆっくりと流すようにトレース
底を狙う/濁り強めバイブレーションボトムを小刻みにリフト&フォール
夜・濁り・風強めトップウォーター強めの波動でアピール

💡 コツ:1つのルアーに固執せず、流れ・水深・ベイトで切り替えること。

立ち位置と安全装備

川は、思った以上に流れが速く、足場も滑りやすいです。
安全を最優先に、以下の装備を必ず準備しましょう。

  • フローティングベスト(ライフジャケット)
  • スパイク付きウェーダー
  • ヘッドライト・偏光グラス
  • タモ網(大型河川では必須)

夜釣りでは音と流れの変化で水を読む練習も◎。
一歩踏み込みすぎない勇気も、経験の一部です。

まとめ

リバーシーバスの基本は
流れを読む」「アップクロスで流す」「安全に立つ」の3つ。

自然と一体になるようにキャストできた時、
その一投は“川の一部”になります。

焦らず、自分のペースで“流れと対話する釣り”を楽しんでください。

📩 あなたのリバー体験をRIVERISTで紹介しませんか?

あなたの忘れられない一尾や釣行エピソードを、RIVERISTで紹介しませんか?
👉 「思い出のリバーシーバス釣行」体験談募集ページへ