【完全攻略】リバーシーバス×激流|“流れが速い日”こそチャンスを掴む方法【RIVERIST】

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はじめに

こんにちは、RIVERISTのBORAです。
今回は「流れが速いときのリバーシーバス攻略」についてお話しします。

一見、釣りにならないような激流。
しかし実は、その流れの中こそ“勝負の時間”が訪れます。
この記事では、RIVERISTスタッフのTAKUが実際に激流下で仕留めた一本のエピソードを交えながら、「流れを味方にする釣り」を解説します。

1. なぜ“激流”がチャンスなのか

激流=ベイトの流下。
水の勢いが強くなると、小魚や甲殻類が流され、シーバスの捕食スイッチが一気に入ります。

特に「雨後の増水」や「潮位の上げ止まり直前」は、激流パターンが成立しやすいタイミング。
流れが速い=魚が抜ける、と思われがちですが、実際には捕食ステージが一点に凝縮するのです。

2. 激流エリアの見極め方|シーバスが立つ「緩み」を探せ

激流の中でも、シーバスは常に「流れの裏」にポジションを取ります。
狙うべきは次のようなスポットです。

  • カーブ外側の反転流
  • 橋脚や岩の裏にできるヨレ
  • テトラの内側の“止水帯”

つまり「速い流れ」そのものではなく、“速い中にあるわずかな緩み”
そこにルアーを自然に送り込めるかどうかが勝負の分かれ目です。

3. 攻略のカギは「ドリフト」|流れを味方にするルアー操作

激流では“引く”のではなく、“流す”釣りが基本。
アップクロスにキャストして、流れに任せながらヨレへと送り込むナチュラルドリフトが最も効果的です。

特に有効なのは、

  • ミノーなら「水を噛みすぎないサスペンド〜スローシンキングタイプ」
  • バイブレーションなら「底を切りつつも流れを掴む設計のモデル」

「巻く」よりも「流れに泳がせる」感覚が大切。
川の力を利用できるアングラーほど、激流の恩恵を受けます。

4. 使えるルアーセレクト|“激流”を制する4本の信頼ルアー

激流攻略のカギは、「水を噛みすぎず、押し負けない設計」
RIVERISTスタッフのBORAとTAKUが、実際の現場で“流れの強い日”に結果を出してきた4本を厳選しました。

シーン推奨ルアー特徴・解説
本流筋コアマン PB-20 パワーブレード激流の中でもレンジをキープできる“鉄板ブレード”の代表格。コンパクトながら強波動を生み、流れを切り裂くスリム設計でドリフト性能も抜群。
橋脚ヨレダイワ モアザン スイッチヒッター85S橋脚裏や反転流をナチュラルに通せるシンキングペンシル。強い流れの中でも姿勢が安定し、ヨレの奥まで自然にルアーを送り込める。
カーブ外側の反転流シマノ エクスセンス サイレントアサシン99F飛距離・水噛み・レンジキープの三拍子が揃う万能ルアー。フローティング特性を活かして、激流の表層ヨレをスローに攻めるのに最適。
岩裏・ピン撃ちシマノ サルベージソリッド 70ES/85ES高比重ボディで流れに負けず、ピンスポットをタイトに攻略可能。着水後すぐレンジに入り、岩裏やテトラ際の“小ヨレ”で安定したアクションを維持できる。

RIVERISTコメント(BORA)

激流では、軽いルアーを浮かせずに「流れに馴染ませること」が一番のコツ。
サルベージソリッドのように重心が低く、姿勢が安定したルアーは、ピンでの一撃に強い。
「動かす」より「流れに任せて泳がせる」意識が釣果を分けます。

5. タックルセッティングとドラグ調整

激流では、常にラインテンションが高くなります。
そのため、通常よりも一段強いセッティングが安定します。

  • ロッド:MHクラス(9.6〜10ft)
  • ライン:PE1.2〜1.5号
  • リーダー:フロロ25〜30lb
  • ドラグ:やや強め(魚を止められる設定)

掛けた瞬間に流れに乗られると、一気に下流へ走られます。
「止めずに、流しながら寄せる」意識が大切です。

6. 安全第一|立ち位置と撤退判断


激流シーンでは、釣りよりも安全を優先
RIVERISTでは、スタッフ全員に次のルールを徹底しています。

  1. 「重い」と感じたら立ち込まない
  2. 夜間は単独釣行を避ける
  3. ルアー回収時に腰を入れない

ウェーディングは“膝下まで”を基準に。
川は一夜で姿を変えます。安全あっての釣果です。

7. 【TAKU実釣記】“由良川・激流の一本”

増水後の由良川中流。
流心は白泡が立ち、立ち込めるポイントは限られていた。

TAKUはアップクロスにサルベージをキャストし、ヨレへ自然に送り込んだ。
流れの力を利用して、テンションだけでルアーを漂わせる。
その瞬間

ドンッ!

手元に響く強烈な衝撃。
一気に下流へ突っ走る銀鱗。
流れに乗って寄せることも難しい中、ラインテンションを保ちつつ慎重に誘導。

数分の格闘の末、ネットに収まったのは80cmのリバーシーバス
激流を制した、一本だった。

「流れが強すぎる日は、やらない人が多い。
でも本当は、魚が“動かざるを得ない日”なんですよ」
——TAKU(RIVERISTスタッフ)

8. まとめ|流れを恐れず、流れを読む

激流は敵ではなく、攻略すべき相手
その力を味方につけたとき、リバーシーバスは最もドラマチックな瞬間を見せます。

流れを恐れず、流れを読む。
それが、RIVERISTが提案する「川の釣り」の本質です。