【完全攻略】アイマ・プガチョフコブラ徹底解説|ボイルも冬の止水も獲る“水平ペンシル”の真髄【RIVERIST】

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はじめに

ボイルしているのに乗らない。
高活性のシーバスが水面を割るのに、ルアーを弾いてしまう——。

そんな状況で“刺さる”トップがある。
それが ima(アムズデザイン)「プガチョフコブラ」 だ。

喫水ギリギリの浮力と、水平姿勢の安定感。
この2つの設計思想が、荒々しいバイトも繊細な冬の吸い込みも確実にフックアップへ導く。
本記事では、リバーシーバスの現場から見た「プガチョフコブラ」の実力を掘り下げる。

1. プガチョフコブラとは?

出典:ima

プガチョフコブラは、アイマが誇るソルト用ペンシルベイト
名前の通り、まるで“コブラのように”滑らかで切れのあるドッグウォークを描く。

特徴まとめ

  • 水面直下ギリギリをキープする高比重セッティング
  • 水を噛むように動く水平姿勢
  • ピンスポットを狙える移動距離の短いアクション

この「沈まないのに吸い込まれる」という独特のバランスが、他のペンシルとは一線を画す。

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2. 絶妙な比重設定が生む“刺さるバイト”

プガチョフコブラの一番の魅力は、高比重×高喫水という相反する設計。
ボイル撃ちでよくある“弾かれバイト”を防ぎ、しっかりと吸い込ませることができる。

「浮くか沈むかギリギリ」の浮力だからこそ、魚が触れた瞬間にフックが入る。

このセッティングが、興奮気味のシーバスにも“掛かるトップ”として支持される理由だ。
特に円山川のような流れのあるリバーエリアでは、流速に負けず姿勢を保つ安定感が光る。

3. ピンスポットをネチネチ攻めるドッグウォーク性能

ドッグウォークの角度はほぼ180°級
短い移動距離で鋭くスイッチバックするため、橋脚や流れのヨレなど「ここ一発」のピン撃ちで圧倒的に強い。

水平姿勢をキープできるため、

  • ゆっくりと見せる誘い
  • 速くテンポ良く誘う攻め
    どちらにも対応。

この「レンジを持たない自由度」が、リバーゲームでのプガチョフコブラの真骨頂だ。

4. 冬でも使えるトップ|デイの止水攻略に強い理由

通常、冬のシーバスはトップに出にくい。
しかし、プガチョフコブラは冬でも通用する数少ないペンシルだ。

RIVERISTメンバーGOUも冬の円山川で、下げ9分のタイミングにゆっくりとドッグウォークを展開。
水温低下で動きの鈍ったシーバスが、光の乱反射で見切れずにバイトしてきた。

冬に効く3つのポイント

  1. 水平浮き姿勢で、スローな誘いでも姿勢を崩さない
  2. 水面反射を利用してルアーシルエットをぼかせる
  3. 低活性でも吸い込みやすい比重でミスバイトを減らす

澄み切った冬の水でも「見切られずに釣れるトップ」として、リバー勢から熱い支持を得ている。

5. ラインナップとおすすめシーン

モデルサイズ / 重量特徴おすすめシーン
プガチョフコブラ 9090mm / 12g王道サイズ。水平浮きと安定アクション河川・港湾・汽水エリア全般
プガチョフコブラ 6060mm / 6.5gクロダイ・メバルにも対応小規模河川や浅場のピン撃ち

カラーは16色展開(マコイワシ、クリアチャート、レッドヘッドほか)。
夜明けのゴールド、デイのクリア、マズメのイワシカラーなど、リバーシーンに合わせて選べる。


6. RIVERIST的・実戦セッティング例

  • ロッド:9ft前後のミディアムクラス(柔軟ティップ重視)
  • ライン:PE 0.8号+フロロリーダー16lb
  • 操作:ロッドを小刻みに下げつつ、ラインスラックを軽く弾くリズム
  • シーン例
     ・橋脚の影に潜む個体をネチネチ誘う
     ・夏の瀬頭ボイルを一点集中で撃つ
     ・冬の止水域で超スローに見せる

まとめ|「弾かれないトップ」こそ、川の正解

プガチョフコブラは、ただのペンシルベイトではない。
“吸い込まれるトップ” という新しいジャンルを作ったルアーだ。

ボイルも止水も、夏も冬も——。
一本のトップでここまでシーンをカバーできるルアーは、他にない。

RIVERISTが提唱する「流れを読む釣り」においても、
この“水平ペンシル”は間違いなく外せない存在になるだろう。