オヌマンのシーバス塾|リバーシーバス・デイゲーム徹底解説
こんにちはRIVERISTのBORAです。
夜釣りのイメージが強いシーバス。
しかし今や、「真昼のリバー」でもシーバスが狙える時代です。
今回は、職業釣り師・小沼プロによる“川のデイゲーム”講義を、
RIVERIST視点でわかりやすく整理しました。

リバーシーバス・デイゲームの魅力
デイゲームの最大の特徴は、
「目で見て釣りを組み立てられる」こと。
流れ、地形、風、鳥、そしてベイト。
太陽光の下で“川の生命感”を読み取る力が問われます。
夜の感覚的な釣りとは違い、
自然を観察しながら戦略を立てる“知的な釣り”――それがリバーシーバスのデイゲームです。
デイゲームが成立する河川条件
狙うべきポイント
- アユが生息する河川
→ ベイトが豊富で、シーバスの回遊率が高い。 - 水深がある河口・支流合流部
→ 水量が多く、潮の動きも効きやすい。 - カラス貝が付着した護岸や橋脚
→ プランクトンが豊富でベイトが集まりやすい。 - 流れ込み・濁りの境目(カレントライン)
→ 明暗の差ができるためデイゲームの格好の狙い場。
鳥が教えてくれる「川の状況」
小沼プロ曰く、「鳥の種類を見るだけで釣果が変わる」。
- サギ(白鷺):アユを狙って待機している時はチャンス。
- ウ(鵜):シーバスを襲うため、潜っている時はNG。
👉 サギが多く、ウがいないエリアが“良い川のコンディション”のサイン。
雨後は“黄金タイム”
川のデイゲームで最も釣れるタイミングが 雨後の濁り。
濁りによってシーバスの視力が鈍り、警戒心が低下。
- ベイトが岸際に寄る
- シーバスの反応が早くなる
- 初心者でもヒット率が上がる
💡 ポイント:
濁り始め〜回復途中が最もチャンス。完全に泥濁りになりすぎると逆効果。
リバーで使えるデイゲームルアー
シチュエーション | ルアー名 | 特徴 |
---|---|---|
ベース | ワスプスラローム80S | 流れに強く飛距離が出る定番 |
アユ食いパターン | セットアッパースリム95S | チアユパターンで圧倒的実績 |
食わない時 | スラップヒッター120S | 3連結ボディで強波動アピール |
濁り時 | シードライブ | 2連結モデル、濁水でもシルエット明確 |
カラーチョイスの目安
- 晴天時:ナチュラルカラー(シルバー・アユ系)
- 濁り時:ホワイト・チャート・パール
テクニック&立ち回り
エイトトラップ(八の字釣法)
橋脚や護岸沿い、カラス貝の付いた壁際で有効。
足元でロングビルミノーやワームを八の字に動かす。
濁りがある時ほど出やすい。
ランガンのすすめ
デイゲームは“動いて出会う釣り”。
- 同じ場所で粘るより1万歩を目安に移動
- 流れ・地形・風を見ながらテンポ良く探る
- “歩きながら見つける魚”を意識する
ラインとタックルセッティング
- PEライン:1号(流木・ストラクチャー対策)
- リーダー:3号(透明度が高い時は2.5〜3号)
- ロッド:8ft〜9ft台のML〜Mクラス
- リール:3000〜4000番台(ドラグ性能重視)
💡 コツ:
川の水質がクリアな場合は、ラインを細くして“見切られ対策”を。
まとめ
- リバーシーバスのデイゲームは「観察と行動の釣り」
- 雨後・濁り・流れ込みを見逃さない
- サギが立つ場所に魚はいる
- 粘らず動く。「1万歩」が出会いの距離
🎥 小沼プロの「シーバス塾」動画はこちら!
川の釣りを科学的に、そして情熱的に学べる一本です。
ぜひチェックして、あなたのリバーゲームに活かしてください。
管理人BORAのレビュー
今回の「オヌマンのシーバス塾」は、まさに “昼の川”を攻略するためのヒントが詰まった内容でした。 夜では見えない「川の変化」をどう読むかそれを教えてくれた気がします。
・印象に残ったポイント
「カラス貝+潮目+カモメ」 「雨後の濁りが最大のチャンス」 この2つのキーワードは、まさにリバーシーバスの本質。 川の命が動く瞬間を逃さない視点に、改めてプロの凄みを感じました。
“1万歩の哲学”
粘らず、歩いて、見つけて、出会う。 これは釣りだけでなく、リバーアングラーの生き方そのものかもしれません。
次の釣行に向けて 僕も次は「雨後の由良川」を歩こうと思います。 サギが立つ浅瀬を観察しながら、 カラス貝の付いた壁際にロングビルを通すそんな一本が、きっと待っているはずです。
小沼プロの“川のデイゲーム論は、リバーシーバス専門メディアとしても必見。 RIVERISTとして、この考え方を今後も発信していきたいと思います。

※本記事は小沼正弥氏によるYouTube動画
『シーバス塾:デイゲーム編』をもとに、
RIVERISTが独自の視点で再編集・レビューした内容です。
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